学力低下論争 (ちくま新書)
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最適。旧学力論争を整理しておれば申し分なし。
見事な整理!
学力低下
学力低下論争の概論的な書物
発売日:2002-08
ランキング:79430位

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「学力低下論争 (ちくま新書)」のレビュー・感想


【最適。旧学力論争を整理しておれば申し分なし。】
著者は,1953年(東京都)生まれ。東京大学文学部卒業。埼玉大学,東京工業大学を経て,刊行時点では東京大学(教授)。文学博士。専攻は認知心理学,教育心理学。教育課程審議会,中央教育審議会等の各種委員会にも参加。啓蒙書類の著作は多い。手許のは2年間で5刷。売れていると思う。

学力低下論争の新書版論争史(99〜02年)。プロ向きではないが,研究者には必読だろう。引用が多く,手堅い論述となっている。論争に参加しているためにどうしても持論を展開しがちと推測されるが,著者がこれには禁欲している点が...

【見事な整理!】
学力低下論争を中立的な立場からまとめた本です。

著者は序章において、「学力低下について悲観的か楽観的か」「教育改革に賛成するか否か」という二つの軸を使って論者の立場を整理し、論者は主に3つの立場に分かれることを示してくれます。このまとめが非常にわかりやすい!

学力低下論争は、「学力は低下しているか?」という問い以前に、「そもそも学力とは何か?」といった基本的なところで食い違いがあり、様々な見解を読み比べて見ても、いまいち議論がかみ合ってなくて混乱してしまいがちです。

【学力低下】
この本は学力低下論争について厚かったものだが、
読んでみて、わかったことは、学力が低下してるのかどうかよくわからない、ていうかそもそも学力って何?ゆとり教育はいいのだか悪いのかよくわからない、ていうかゆとり教育っての?学力が低下しているとしたら、その理由にはいくつもが考えられ、どれももっともらしくどれも軽視できない。ていうか、そもそも学力が低下するのって問題なの?
といった、この問題の難しさ複雑だけがよくわかったような本だった。
個人的な意見だが、教育は今のところ、トップダウンでも、高...

【学力低下論争の概論的な書物】
 本書で筆者は学力低下論争には大まかにわけて三つの立場があるのだと述べている。簡単に述べると、①学力低下を楽観視しており、ゆとり教育を掲げた教育改革に賛成な者、②学力低下を憂慮しており、教育改革に反対な者、③学力低下を憂慮してはいるが、教育改革に賛成な者、の三つのタイプである。ちなみに筆者は③に位置しており、それは前半部分に掲載されている図(他の論者との比較が非常にわかりやすい図)ではっきりと明示されている。
 本書は学力低下や教育改革、公立と私立、教科と経験、受験問題などに対するそれぞれの意見や...